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2005.12.18 Sun

幸せな関係

絵本美術館展追記。
わたしが心惹かれたあの可愛い絵手紙を描いたビネッテ・シュレーダーさんが、その手紙をあてたエリザベート・ヴァルトマンさんについての覚え書きを図録に寄せていました。

夫と共に長年、チューリヒですばらしい書店を営んだ情熱的な書籍商エリザベート・ヴァルトマンはそれ以上に、精緻な専門知識を持った絵本の収集家だったそうです。
絵本を愛し、多くの絵本作家の信頼と親愛を得ていたのだろうことは、1992年の彼女の70歳の誕生日にさまざまな国籍の絵本作家やイラストレーターがお祝いの赤ずきんイラストを贈っていることから容易に想像されます。
中でも20歳ほど年下で、同じ女性であるビネッテ・シュレーダーとは特に親交が深く、ビネッテは彼女を「私が仕事上での困難や問題をすべてうちあけられる、数少ない相手の一人」だったと言います。
ふたりはそういったやりとりを主に手紙で交わしたので、ビネッテは「私はいつも、彼女からの手紙に胸をときめかせ、期待を持って待ち望んでいました。」と綴っています。
わたしはあの数々の、可愛らしい手紙を見たとき、単純に「ああこんな手紙がポストに入っていたらどんなに嬉しいだろう」と思ったのですが、あにはからんや手紙を心待ちにしていたのは、送り主のビネッテの方だったのです。それだからこその、あの楽しげなタッチ、多彩な赤ずきんだったわけです。
創る者と、それを愛する者との、なんて幸せな関係。

エリザベート・ヴァルトマンが重い病で息を引き取るとき、もう一度会いたい、と連絡をうけたビネッテは少しの差で間に合いませんでした。
ビネッテは、「私は長いこと、彼女のベッドのかたわらに座り、彼女を描きました。」と結んでいます。
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2005.12.08 Thu

12月7日の日記(1)…絵本美術館展

誕生日おめでとう自分!
ということでトロースドルフ絵本美術館展-「赤ずきん」と名作絵本の原画たちに行ってきました。

20051208091211

会場の板橋区立美術館の入り口。
写真ちっちゃくってわかんない(うう…早く携帯の写真をPCに移せるようにしにゃあ…)ですけど自動ドアのガラス面にも赤ずきんとオオカミが。

20051208144807

ああっ!階段にまでオオカミと赤ずきん!
赤ずきん一色です!


会場内はさすがに撮影できませんが
ヨーロッパを中心に古今の赤ずきんに関する絵本や原画など約350点のコレクション。
ああ…これがもう…
昔の絵本ってなんて綺麗でキュートで細密で突っ込みどころ満載なのでしょう?
一日見てても飽きません!
でも、中でも一番ときめいたのは…
20051208150904
(写真は買ってきたポストカード)
これ、絵本の絵じゃないんですよ。手紙の、封筒にさらっと描かれたカットなんですよ!!(切手と消印と宛名があるでしょ?)
この赤ずきんコレクションを集めたヴァルトマン夫妻宛てに絵本作家のビネッテ・シュレーダーが送った手紙なのですが、こんな洒落のきいた素敵レターが、19通も!
ああこんな手紙がポストに入っていたら、その日いちにちどんなにハッピーな気分ですごせることか!!
絵っていいなあ!絵本っていいなあ!


売店で大量のポストカード等を買い込み、更に誕生日プレゼントに「図録」を!買ってもらい大満足。だって図録は、全展示品がカラーで載ってるんですよ!!しかも、展示では見えなかったページや手紙の裏側も全部…!!!
価値あり!2500円の価値あり!!
会場では時間がなくてあまり読めなかった解説もこれでじっくり読めます!
トロースドルフ絵本美術館展は2006年1月15日まで板橋区立美術館で。その後は愛知、福岡、富山と巡回するようですよ。



20051208091209

おまけで美術館併設のカフェ…の椅子。学校椅子をペイントしてちょろりとイラストが入れてあったりして…カワイイ!
しかもこっそり、座面後部のめだたないとこにワンポイント入ってたりするおちゃめぶり。
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(煙突から煙を出すちいさいお家…わかる?)
これはきっとこの美術館ゆかりの若手作家の手習いとかなんだろうなあ。
カフェ自体も、ウエイトレス兼パティシエのおばさま方の手作り感満点なパンやお菓子、手書きメニューやりぼんの造花…「文化祭」とか「バザー」を彷彿させる和みスポットです。
こういう公立の施設ならではのゆるゆる感…わるくないですねえ。


5時の閉館で会場を出ると空に三日月。
ドアの外も絵本の世界なのだろうか?ページをめくるように夜道をあるきます。

(長くなったので続きます)
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